【2025/09 最新版】AWS SAPを受けて(合格体験記)

AWS

1.初めに

AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナル試験を受けてきました!結果は、806点で合格でした!今回は実際に合格するためにやった勉強法などを書きたいと思います。今後受けるかたの参考になればと思います。

どう勉強したらよいかわからないなどあれば、ぜひこの記事を参考にしてください!!!

2.自己紹介

まず自己紹介ですが、都内のSIer企業に勤める3年目のエンジニアです。業務としては、iOSアプリやAndroidアプリをつくっています。基本的にインフラを触ることはなく、アプリ側を触ることが多いです。

現在の所有資格は以下です。

  • Java Silver
  • 基本情報技術者
  • 応用情報試験
  • AWS SAA

一応SAAの試験を半年前に受けていることもあって、基本的なサービスや知識は何となく覚えていました。

3.試験勉強について

次に試験勉強についてです。

勉強期間・時間

勉強期間

  • 2ヶ月半程度(6月末~9月20日 試験日)

勉強時間

  • 平日 1~2時間
  • 休日 3~5時間

平日の30~45分は、電車の通勤時間でやってます。1時間は仕事に行く前のカフェで勉強していました。休日は、家やカフェで勉強していました。

総勉強時間

  • 100~200時間

勉強時間は厳密に計測はしていませんが、多くても200時間くらいだと思います。

教材

今回利用した教材は以下の4つです。

1.AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト)
Amazon.co.jp

参考書として購入しました。価格は3000円くらいでお手頃に購入できます。構成は、基本的に以下の5つの章に分かれています。

1.AWS認定ソリューションアーキテクト ー プロフェッショナル
2.複雑な組織への対応
3.ソリューション設計と継続的な改善
4.移行とモダナイゼーションの加速
5.模擬テスト

参考書+巻末問題という感じで、参考書で行った内容を巻末問題で復習ができます。また、各章にも問題がついており、各章で学んだことを復習することができます。

メリット

AWS SAPの試験に出てくるサービスの基礎を網羅的に勉強することができることです。
基本的にはこの本に出てくるサービスを覚えていれば、テストに出てくるサービスは対応できると思います。

デメリット

デメリットというほどではありませんが、この参考書だけでは問題演習が十分ではないです。あくまでも参考書なので乗っている問題数があまり多くありません。別の何かで問題演習をしながら、より理解を深めるために利用するのがよいと思います。

実際ですが、インターネットでもサービスについて調べられます。そのため、SAPのために網羅的にAWSサービスを勉強したいと思っていない限りは、購入しなくても大丈夫だと思います。

2.CloudTech
CloudTech クラウドテック | AWS初学者を導く体系的な動画学習

こちらは非公式のAWSオンライン学習プラットフォームです。各種AWS試験の問題があり、問題数も多くとてもよいオンライン学習プラットフォームだと思います。

メリット

問題数が多いことと10問ずつで演習ができるところです。SAPの問題は300問程度あった気がします。(最後のほう使っていなくて厳密な問題数は忘れてしまいました…)
問題数が多く、10問ずつで回答ができるため、何度も何度も問題を繰り返し復習して勉強するのにはとても向いています。また、解説も丁寧で図解もあるため問題について理解しやすくなっています。

デメリット

問題の解答がわかりやすいこと。これは、問題が簡単とかではなく選択肢の作りがあまりよくないです。具体的には、回答が長いものを選択するとあたりになってしまいます。これは、私がCloudTechを利用し始めてから、問題の改変があり新しくなった問題の傾向です。

長い回答を選ぶと正解になってしまうため、何回もやっていくと回答が長いものを選択する癖がついてしまうので途中で利用をやめてしまいました。

なぜこの回答が正解なのか、まで考えて問題を解ける人が利用すると、良い教材だと思います。

3.Udemy AWS Solution Architect Professional (AWS-SAP-C02) 演習テスト
AWS Solution Architect Professional (AWS-SAP-C02) 演習テスト
AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル(SAP-C02)試験対策の決定版!

この教材は私が一番推したい教材になります
Udemyで利用できるAWS SAPの問題集になります。問題はテスト形式で1~5回目まであり、1回75問の計375問です。Udemyの仕様として、テスト形式と演習モードがあります。テスト形式は3時間で75問を解き正答率を見るもの、演習モードは一問解答ごとに答えが見れるものになります。

私は、この演習テストをメインで行いました。この演習テストで見たような問題が本番で大体4~5割程度出題された気がします。ちなみにほぼ同じような問題も5~7問くらい出てました。

メリット

この演習テストをやれば、ほかの演習テストをやる必要がないことです。
基本的には、この問題を解く→解答確認→わからないところをネットで調べる→もう一度解く、を繰り返すことで合格できるレベルになると思います。

問題数も多く一回にかかる時間も多いですが、絶対にやりこめば合格できるようになるのであきらめないでください。

デメリット

デメリットとしては、高いことです。通常で購入すると27000円です…
割引があるときに購入すれば、1800円とお買い得です!!最近Udemyに、定額制プランもできたのでそちらを利用してみるという方法もあるかと思います。

もう一つデメリットといえるかどうかわかりませんが、Udemyのこの問題は、本番の試験より難しいです。なので初めは点数が取れません笑

逆に言えばこの問題になれさえすれば、本番は簡単に取れるということです。実際に私も本番の問題を読んでみて、こんな簡単でよいのか?と思えるくらいには、この演習テストは難しかったです。難しいといっても、難問奇問が出ているわけではなく、きちんとSAPレベルに沿った問題が出題されているので、この演習テストで7~8割取れるようになれば、合格もできるはずです。

参考程度ですが、実際に私がこのUdemyのSAP演習テストで演習した時の回答率は以下です。

演習テスト1演習テスト2演習テスト3演習テスト4演習テスト5
1回目53%56%49%56%60%
2回目60%64%65%70%70%
3回目61%76%85%73%74%
4回目80%73%77%84%85%
5回目76%72%76%

高くても85%です平均すれば70〜75%程度でしょう。上でも書いている通り、問題自体は実際のテストよりも難しめになっているのでこのくらいでもきちんと問題を理解していれば合格することは可能です。初めの方は難しいと感じると思いますが、諦めずに勉強しましょう。

4.AWS SAP公式問題集
AWS Skill Builder

AWSの公式問題集です。AWS Skill Builderに登録することで無料で解くことができます。

メリット

公式の問題を無料で解くことができることがメリットです。
実際のテストと同じレベルの問題を解くことによって、実際のテストの感覚をやしなうことができます。

実際のテストで出た問題も同様のレベル感であったと思います。なのでテスト前にやってみて確認として利用しましょう。

デメリット

デメリットとしては、問題数が少ないことです。20問程度しかないので、実際のテスト1回分にも満たないです。

4.勉強の流れ

実際に私がやっていた勉強の流れについて説明します。

勉強開始~1ヶ月

利用教材

AWS認定資格試験テキスト&問題集、CloudTech

勉強方法

CloudTechを何回も回していました。
CloudTechで問題を解く→わからないところをAWS認定資格試験テキスト&問題集とインターネットで調べる→まとめる→CloudTechで問題を解く→…
上記の流れを繰り返して1ヶ月で、CloudTechを5周くらいやりました。4回やったくらいから、長い解答が答えだとわかってきたのでCloudTechを辞めました。

1ヶ月~2ヶ月

利用教材

AWS認定資格試験テキスト&問題集、Udemy AWS Solution Architect Professional (AWS-SAP-C02) 演習テスト

勉強方法

CloudTechをUdemyのSAP演習テストにきりかえました。ここから1ヶ月は、毎週1回週末にテスト、平日に見直しという流れを作って勉強していきました。

やったことは単純で、SAP演習のテストを解く→わからない部分をまとめて1問1答をつくる→平日に1問1答を見直し→週末にSAP演習のテストをやる→… これをひたすら5回分繰り返していました。

2ヶ月~3ヶ月

利用教材

AWS認定資格試験テキスト&問題集、Udemy AWS Solution Architect Professional (AWS-SAP-C02) 演習テスト、AWS公式問題集

勉強方法

最後1ヶ月は何度も演習の繰り返しです。ひたすらにSAP演習テストを繰り返し解いて見直しをしていました。最終的には各回4〜5回は解いています。

土日で各1回ずつテストを解く→平日に見直し→わからない部分は1問1答を作って復習→土日で各1回ずつテストを解く→…

最後の方は平日もSAP演習テストをといていました。

5.勉強のコツ

1.テストに出てくる主要なサービスを覚える

まず、勉強を開始したら主要なサービスを頭に入れてください。AWSにはたくさんのサービスがありますがSAPのテストに出てくるサービスは多くても30〜50です。メインどころなら30くらいしかありません。そのため、30サービスくらい覚えれば対応できます。あとは問題に慣れて消去法をうまく活用できればギリ合格習えるくらいになります。

あとは細かいところや他のサービスをきっちりと覚えれば確実に合格できると思います。

なので、まず勉強を開始したら一通り演習をして主要なサービスを覚えていくことを心がけましょう。インターネットを検索するとSAPに出てくる主要サービスをまとめてくれている方もいます。そこら辺は自己責任でうまく活用しましょう。

2.消去法を活用する

これは、実際のテストでの話ですが消去法をうまく利用することで得点をあげられます。AWSの試験全般に言えることですが、AWSのテストは選択問題形式です。そのため、たとえわからなかったとしても選んでおけば正解する可能性もあります。

その可能性をあげるため消去法を活用してください。

例えば以下の問題

「データ処理の一部は、30 分以上かかる場合があります。」と記載があるため、Lamdbaの利用はできません。そのため、1と3の選択肢はなくなります。これだけできれば、後は2と4どちらか選択すれば良いため50%の確率で正解できます。ちなみに以下の問題の回答は4番です。

ある世界的な気象会社は、主要な分析アプリケーションを AWS に移行したいと考えています。分析アプリケーションは、さまざまな場所にある複数のセンサーから毎日何十億ものイベントを受信します。同社は、時間ごと、毎日、毎週のトレンド予測を構築するために、同社が Java で実装する長時間実行プロセスを使用してデータを処理します。データ処理の一部は、30 分以上かかる場合があります。

データ処理が完了すると、会社はデータを MySQL データベースに保存し、そこでさらなる分析のためにデータを取得できます。気象データの量が増えるにつれて、傾向予測を作成する既存の分析アプリケーションでは、データ取得時間が長くなります。新しいサービスレベルアグリーメントを満たすには、データベースとのやりとりを大幅に高速化する必要があります。

最速のデータ取得時間でこれらの要件を満たす移行戦略はどれですか。

1.アプリケーションレイヤーを AWS Lambda にリファクタリングする。データベースレイヤーを Amazon Aurora Serverless にリプラットフォーム化する。

2.Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) にコンテナ化して、アプリケーションレイヤーをリプラットフォーム化する。データベースレイヤーを Amazon Aurora Serverless にリプラットフォーム化する。

3.アプリケーションレイヤーを AWS Lambda にリファクタリングする。データベースレイヤーを Amazon Timestream にリファクタリングする。

4.Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) にコンテナ化して、アプリケーションレイヤーをリプラットフォーム化する。データベースレイヤーを Amazon Timestream にリファクタリングする。

3.覚えるくらい演習問題をやる

最後はとても当たり前のことかもしれませんが、自分が決めた演習問題を覚えるくらいやってください。
私は、資格試験を受けるまえは合格体験記を探します。その中でも多くの人が演習問題をたくさんやって答えを暗記するくらいやったという話を書いていました。

実際に私も、SAP試験を受ける中UdemyのSAP演習問題を覚えるくらい繰り返し演習しました。結果として、SAPの試験にも合格できたので、覚えるくらいやることは間違いではないと思います。

一つだけ、注意点があれば問題文を丸暗記しろというわけではなく、きちんとポイントを押さえて演習をしてください。この問題はこうだから、この回答という感じです。きちんとそれができれば、合格できます。

6.まとめ

今回は、AWS SAPの試験を受けた時の勉強方法などをまとめてみました。読みずらい部分もあったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

少しでも参考になれば幸いです。

プロフィール

SIer勤めのエンジニア
アプリケーションエンジニアとして、WebやiOSなどのアプリ開発をメインにしてます

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